キユーピーアヲハタニュース
2004/01/15 No.06
★新製品

ユニバーサルデザインフード
○粉末水分補給補助商品

キユーピーやさしい献立 とろみ飲料の素 緑茶


2月19日(木)から全国で新発売

 キユーピーは、アクティブシニア向けで、昨年発売した付加価値のプラスされた新シリーズの「キユーピープラスユー」、糖尿病の方の低カロリー食品「ユニットカロリーグルメ」、そして咀嚼嚥下能力の低下した方向けのユニバーサルデザインフード「やさしい献立」の3シリーズで、中高年から高齢者の食事への取り組みを展開しています。
 今回は、「やさしい献立」シリーズで、高齢者にとって重要な水分補給の補助食品として「とろみ飲料の素 緑茶」を発売いたします。要介護施設などで多く使われているとろみ補助食品が、ほとんどが緑茶に使用されていることから、今回の商品はお湯や水に溶かせば、そのままとろみのついた緑茶になる粉末の素にしています。さらに、緑茶ポリフェノールも配合し、口腔衛生にも配慮しています。

やさしい献立 とろみ飲料の素 緑茶


 2003年春、粉末製品で「とろみ調整食品」を発売しました。この緑茶・ほうじ茶・アイソトニック飲料の3品がアソートパックになっている「とろみ飲料の素」の中から特に要望の高い「緑茶」を単品化し、ヘビーユーザー向けに大袋化して発売します。一杯当たり3.5gが目安で、当商品は300g入りとなります。

製品の概要は下記の通りです。

1. 商品名・内容量・価格・荷姿:
ブランド 商品名 内容量 参考小売価格
(税抜き)
荷姿
キユーピー やさしい献立
とろみ飲料の素 緑茶
300g 2,000円 5袋

2. 出荷日:
2004年2月19日(木)から全国に出荷

3. 商品特長:
とろみ飲料の素 緑茶
飲みこむ力が衰えて、むせやすく大切な水分補給がうまくできない方に、適度なとろみで飲みやすくなるよう調整してあります。お好みに応じて水、お湯に溶かすだけで簡単にとろみのついた緑茶になります。
口腔衛生に配慮してポリフェノールを配合しています。
(ポリフェノール84mg/目安使用量3.5g当たり)
※2003年9月の摂食嚥下リハビリテーション学会において、口腔衛生への有用性などを発表しています。

【参考資料】
「ユニバーサルデザインフード」について

 キユーピーは、1999年「やさしい献立」シリーズを家庭用介護食品としてはじめて発売し、これまで、やわらか表示4区分と嚥下補助食品、水分補給補助食品など、計46品の品ぞろえで展開しています。ほかにはない4区分すべての品ぞろえや、「あんかけ料理用あんシリーズ」などバラエティーに富んだ商品構成で、「やさしい献立」シリーズは、すでにご利用いただいているお客様や、在宅介護を指導されている先生方からは高い評価をいただいています。
 高齢化の進む中、消費者に分かりやすく、かつ安心できる商品を提供していくことを目的に2002年4月、日本介護食品協議会(会長:当社広報室長 伊東佑文)が設立されました。現在46社が加盟し、技術委員会・普及委員会としてそれぞれ活動しています。
 技術委員会では、ユニバーサルデザインフ−ドの規格基準を作成、冊子としてまとめました。また普及委員会では、摂食・嚥下リハビリ学会、国際医療福祉機器展などで協会としての展示を実施、展示会用のパネルやパンフレットの作成、配布をしています。さらに、協会としてホームページを作成し、啓発、認知のため普及活動等を開始しています。
 消費者がより分かりやすいように各社製品の基準を統一し、咀嚼嚥下(かむ力・飲みこむ力)に配慮し、「4区分」と「とろみ調整」という区分を設定。介護食品の統一名称を「ユニバーサルデザインフード」とし、ロゴマークも決定されました。2003年12月以降キユーピーもユニバーサルデザインフードマークのついた商品に順次切り替えていく予定です。
(下記ロゴマーク)

 2003年10月現在、65才以上の高齢者人口は約2,364万人であり、人口の19%を占め、そのうち介護保険制度上の要支援・要介護認定者数(2003年5月末、65歳以上)は297万人であり、高齢者人口の約13%に相当します。

ユニバーサルデザインフード ロゴマーク