2017年04月04日
こんにちは!キユーピー(株)CSR部の大串です。
この度、霧多布湿原に隣接する池に「はぐくみの池」という名前を付けさせてもらいました!なぜ池に名前を付けられたのか、どのような想いで付けられた名前なのか、皆さんにご紹介したいと思います。
キユーピーグループでは、ラムサール条約に登録されている北海道「霧多布湿原」の保全を目的に活動している、NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラスト(以下、霧多布湿原ナショナルトラスト)様へ、寄付および現地でのボランティア活動にて支援を行っています。2013年までは寄付金のみの支援でしたが、2014年には人的支援として現地の方々と保全活動を開始しました(2015年の活動はこちら)。2016年には札幌支店メンバーも加わり、エリア活動の輪が広がりを見せています。
2016年の活動では、湿原に隣接する池を保全するための「柵」を作成しました。なんとこちらの池は、元々小学校のスケートリンク場として使われていた人工池でしたが、児童減少に伴い小学校が閉鎖され、気が付けば池は埋め立て地として使われ始めていました。しかし、そこへ水鳥たちが飛来することがわかったため、霧多布湿原ナショナルトラストの皆さまは、このまま埋め立ててしまうのではなく、水鳥たちが安心して翼を休めることができるようにと保全することになりました。
そしてこの度、キユーピーグループのこれまでの支援における評価と今後への期待から、こちらの池の「命名権」を霧多布ナショナルトラスト様からいただきました。
キユーピー CSR部は、より多くの従業員に保全活動の必要性や自然の素晴らしさを知ってもらうきっかけの一つとして、池の名前をキユーピーグループ内で公募しました。
応募者数延べ77名、応募アイディア数83個という、非常にたくさんの応募の中から、霧多布ナショナルトラストの皆さま、霧多布湿原での活動の中心となる札幌エリア グループ従業員の皆さん、CSR部で選考しました。
そして選ばれたのが、キユーピー マーケティング本部の中野さんのアイディア、「はぐくみの池」です。
中野さんがこの名前に込めた想いなどをご紹介します。
①名前に込めた想い霧多布湿原ナショナルトラストの皆さまが行っている保全活動や自然再生活動を「緑を育む」という言葉で表現しました。また、「霧多布湿原のファンを育む」という意味も込めています。
キユーピーの工場見学やマヨネーズ教室などの「食を育む(食育)」にも繋げ、北海道の豊かな食と緑がともに育まれていきますように、という想いもあります。②霧多布湿原で取り組みたい活動
霧多布湿原のこれまでの歴史や、霧多布湿原ナショナルトラストの皆さまの活動を理解した上で私自身も動植物の保全活動や、池周辺の整備などの活動に参加できたら嬉しいです。
特に霧多布湿原ナショナルトラストの皆さまの「活動の3本柱(※)」の1つである「霧多布湿原のファンづくり」を通して、より多くの方に湿原とその活動について知ってもらいたいと考えています。
※ 活動の3本柱とは、「霧多布湿原を保全する活動」「地域の自然や壊れた自然を再生する」「霧多布湿原のファンづくり」です。③当選によせて
今回「はぐくみの池」が選ばれたと知った時は、とても嬉しく思いました。
霧多布湿原での活動と私たちキユーピーらしさを考えた時に浮かんできたのが、この「はぐくみ」という言葉です。
この池や周辺の小さな自然から、北海道の大自然が育まれていく。そんな、生命力のある力強い池になって欲しいです。選んでいただき、本当にありがとうございました!
当選された中野さんには、霧多布湿原でのボランティア活動に参加いただき、実際に霧多布湿原の素晴らしさに触れもらいたいと考えています。
活動の様子については、こちらの「社会と環境について語るブログ」でご紹介しますので、皆さんどうぞお楽しみに☆
(大串)
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