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プルタブから広がる地域の輪

2012年04月24日

みなさんこんにちは、キユーピー伊丹工場の狩野友美(かのゆみ)です。

先日、尼崎市立塚口北保育所の先生から伊丹工場に電話がありました。
「キユーピーさんがプルタブを集めていると聞いたのですが、子どもたちが集めたプルタブを受け取っていただけませんか?」という内容でした。

4月23日、早速、保育所へプルタブの受け取りに行ってきました。
きりん組(3才)、ぞう組(4才)、ぱんだ組(5才)の子どもたちが集まってくれました。先生から「今日はみんなに大切な大切なおはなしがあります」という始まりで、私たちがお話をする時間をいただきました。

プルタブが660kg集まって車イスをいただくことができるわけですが、子どもたちに「プルタブを知ってるかな~」と尋ねると、「ジュースの空き缶の上についてるよ!」答えてくれました。「車イスは知ってるかな~」と尋ねたところ、「知ってるー!」と声をそろえて返事をくれました。そして、プルタブが集まると車イスになるということ、さらに660kgの量を大きな袋の数で例えたときは、興味津々でとても驚いていました。

子どもたちは、これから缶を捨てる時は絶対にプルタブを取る!と約束をしてくれました。「お父さんに言うー」と家族にも協力してもらおうという子どもたちの必死な思いも伝わりました。

塚口北保育所 塚口北保育所

車イス1台目は東北の被災地へ支援、2月には2台目の車イスをいただきました。2月以降も地域の方々が協力して下さり、塚口北保育所からいただいた16.4kg(32,800缶分)のプルタブを合わせて、現在約316.4kgのプルタブが集まっています。初代車イスは6年越しでしたが、地域のみなさんのおかげで3台目はわずか半年でいただけそうな勢いです。

塚口北保育所の子どもたちは、最後に「また来てねー」と手を振ってくれました。車イスが届いたら、「報告にまた来るね」と約束をし、最後にキユーピー人形をプレゼントしてきました。

園庭の花々に春を感じる心地良い朝、子どもたちの素直さ、元気さ、純粋さからとても温かい気持ちになり有意義な時間を過ごすことができました。

突然の電話を受けたことから始まった塚口北保育所とキユーピーの新しいつながり、伊丹工場のプルタブ回収活動が地域で認識されていることを感じ、社会貢献活動の輪がどんどん広がっているのを感じることができました。

塚口北保育所

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