トップページ > 社会・環境活動の話 > 3月11日にロウソクを献灯

3月11日にロウソクを献灯

2012年03月09日

みなさんこんにちは、キユーピー伊丹工場の狩野友美(かのゆみ)です。

2011年3月11日。東北・太平洋沖地震の発生からもう1年が経とうとしています。
被災者のみなさんは、どのような思いでこの1年を過ごされたのかと思うと心が痛みます。

3月11日、兵庫県伊丹市昆陽池公園では、東北・太平洋沖地震の死者・行方不明者数にあたる19,588本(2011年10月21日現在)のロウソクを献灯し、震災発生時刻14時46分に黙祷(祈り)を行います。

昆陽池公園では、兵庫県南部地震発生の翌年から「人と人との思いやり・助け合い・つながりなど」たくさんの「思い」をロウソクに込めて灯してきている追悼事業が1月17日に毎年行われています。このロウソクは溶けたロウを再生して作った再生ロウソクで、毎年受け継がれているものであり、今まででおよそ8万人を超える人たちの「思い」が込められてきました。

3月11日は、その再生ロウソクを灯し、犠牲となった方々への追悼と生かされたみなさんへの「ともに生きよう」「ともに歩もう」という心のメッセージを、およそ1000㎞遠く離れた兵庫の地から被災地へ贈ります。

犠牲者追悼事業

私たちキユーピーの有志メンバーは、ボランティアとして、呼びかけのためのポスター掲示を伊丹市や尼崎市で行ってきました。ショッピングセンターをはじめ、スーパーや学校、駅、商店街、自営店など、1件ずつまわりながら掲示のお願いとともにたくさんの方々とお話をすることができました。

商店街にて

17年前、震災を経験したこの地だからこそ、震災に対する思いは強く、掲示のお願いに関しても快く引き受けて下さる方ばかりでした。掲示スペースがなくても「どうにかして貼るからね」とか「雨にぬれないよう保護シートを貼っておくよ」とか「飛ばされないよう台紙をつけて頑丈にしとくからね!!」など、人の温かさや優しさ、ぬくもりというものを身にしみて感じました。

その中の1件「みんなのエコショップ」さんはとても親身になってお話を聞いて下さいました。寒い時期でしたが、心温まるみなさんに接し、胸が熱くなりました。

エコショップ エコショップ

私たちみんなができること・・・それは震災を決して忘れないこと。
震災を改めて感じ、考える一つのきっかけとして・・・みなさんの心の支援として・・・3月11日、全国の場所からそれぞれの思いを届けていただけたらと思います。

« 前の記事へ    後の記事へ »

ご意見はこちらへ

この記事へのご意見は、ご意見欄に入力の上、「送信する」ボタンをクリックしてください。
なお、個別の回答は行っておりませんので、ご了承ください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

ページトップへ