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6,434本の灯火と思い

2012年01月17日

みなさんこんにちは、キユーピー伊丹工場の狩野友美(かのゆみ)です。

今日は、1月17日。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)が発生してから、17回目の1月17日をむかえました。みなさんはどのような思いで今日の日をおむかえでしょうか。

伊丹市昆陽池公園では、ボランティア団体「ユー・アイ・アソシエーション」主催のもと、犠牲者追悼のつどいが行われました。
震災の翌年から行われており、失われた命の数を6,434本のロウソクの灯火に変え、参加した方々の「思い」とともに17年間灯され続けています。
震災発生12時間前の1月16日午後5時46分から、震災発生時間1月17日午前5時46分までの12時間、ロウソクが灯され、最後に黙祷をしました。

犠牲者追悼のつどい

今年度のテーマは『むすぶ~結~』です。

1995年1月17日5時46分地震発生。
むすぼうとしていた「思い」、むすばれた「思い」、むすばれるはずの「思い」が突然ほどかれました。あの時の出来事を忘れてしまいたい・・・あの時の出来事を忘れない・・・あの時の出来事を伝えたい・・・生かされた私たちが感じる新たな「思い」・・・多くの大切な「思い」があります。

2011年3月11日14時46分東北・太平洋沖地震が起こりました。同じように多くの大切な「思い」がほどかれてしまいました。
そんなたくさんのたくさんの「思い」が込められたロウソクが、12時間灯されました。

ロウソクを灯す ロウソクを灯す

ロウソクで描かれている図は、日本列島の東北と兵庫を大きなハートでむすんでいます。
震災後、「何かしたい!何かできることはないか・・・私たちに何ができるのだろうか・・・何をすべきか・・・」と悩み、考える方はたくさんいらっしゃると思います。まずは「その思いを忘れないでずっとずっと思い続け、伝えていくこと」が大切なのではないでしょうか。

むすぶ むすぶ

日本中、世界中の人が「思いをむすぶ」ための小さな一歩になり、その「思い」はきっと誰かに届くはずです。皆さんのそれぞれの「思い」をいっしょにむすんでいきましょう。
そして今日のこの日が、身のまわりにあふれている、人と人との「思いやり」「助け合い」「心のつながり」「人の優しさ」「人のぬくもり」などの「思い」も、改めて感じていただく日になればと思います。

むすぶ むすぶ


灯火で使用したロウソクは、溶けたロウを再生して作った再生ロウソクで、毎年受け継がれています。会場にはロウソクを作るコーナーが設けられ、伊丹工場からもたくさんの方が顔を出して下さいました。それぞれの「思い」を込めて再生ロウソクをみんなでリレーをして作り、キユーピーメンバーの「思い」とともに最後に灯してきました。

むすぶ むすぶ

3月11日には同場所で東北・太平洋沖地震 犠牲者の命の灯かりが灯ります。
みなさんの「思い」を灯しに来ていただければと思います。

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