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インフルエンザの対応を考える

2009年10月26日

こんにちは。なかしま です。

予想されていたことですが、9月に小中学校が始まると同時にインフルエンザが流行してきました。シルバーウィークがあって、少し感染がとまったという報道がありましたが、10月に入ってまたぶり返してきて、先週今週は多くの学校が閉鎖になっているようです。

当社でも従業員の出勤や待機などについて、対応をしておりましたが、いよいよ強毒型の発生も予想される中で、本格的にBCP(事業継続計画)の検討をはじめております。

もちろん企業の対応としては、従業員の安全が第一番であり、職場内で感染が拡大しないように対策を講じることが第一優先です。当社は、交通・電気ガスのような社会的なインフラを担当しているわけではありませんので、緊急度は劣るとは思いますが、消費者の方が著しく外出を控えて加工食品を買いだめしたりする事態も考えられますので、その対応を考えております。

従来のリスク想定としては、災害といえば地震対策と決まっていたようなものです。地震は地域が限定されますので、社内のリソースや原料・資材の調達が特定の地域に集中しないようにリスク回避を考えればよかったのです。しかしインフルエンザ対策では全国区で多くの社会的なインフラ機能が低下するというシナリオを想定して事業を継続する対応を考えることが非常に困難を極めています。

先般、コンサルタントの方にご相談したのですが、どの企業さんも対応に苦慮していらっしゃいます、というコメントを頂きました。現在は政府が発行した対策マニュアルなどを参考にしながら、文書化・見える化を進めている段階です。もっとピッチを上げて進めていきたいと思っています。

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