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リスクマネジメントの進め方

2009年03月02日

こんにちは。なかしま です。

仕事ではどんなポジションにあろうとも、それなり(相当)の「善管注意義務」(善良なる管理者として、一般的に社会通念上に要求される水準の注意義務)が発生しています。内部統制が厳しく法制化され、代表取締役が報告書を東証に提出するまでもなく、誰しもアンテナを高くして、リスクに備える義務と責任はあるのです。

当社では、連結決算の対象としているグループ企業が48社になりましたので、その範囲まで拡げて、総合的にリスク把握とその分析をすることを目標にしています。

ざっとリスクを書き出してもあっという間に数百という数になり、とても個別に分析する時間もなく、また費用対効果も見合いません。そこでリスクの発生可能性と影響度をマトリックスにしたリスクマップを作成することになります。リスクマップを作る方法を、各部署、各社に展開しているところです。

リスクマップ

リスクマップにより重要度の高いリスクが見えてきますので、数を絞り込んでいきます。おおよその目標としては、最重要のリスクは10個くらい、その次のリスクは20個くらい、というように管理可能な数にしていくことにしています。

もっとも当社にとってコアである食品の品質管理については、品質保証本部が徹底的に担当していますので、手法を共通化しようという連携を取っています。本格的にこれらが「統合」リスクマネジメントといえるものまで昇華していくには、まだ少し時間がかかると思いますが、地盤固めをしています。

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