2007年06月05日
こんにちは。 なかしま です。
先般弊社の看板商品でありますマヨネーズを値上げするという発表をいたしました。予想に反しまして、テレビなどメディアで幅広く取り上げていただいたことは、情報のニュースバリューがあったということでもあり、販売者として光栄なことです。
ところでこの値上げに至った背景も社会・環境と無縁ではないのです。
マヨネーズの主な原料には、卵のほかに植物油があります。植物は主に大豆と菜種ということなのですが、それら穀物の価格が海外で大きく値上がりしているのです。大豆は主に米国、ブラジルがメジャーですが、その米国でバイオマスエタノールのエネルギーを自動車などの燃料に使おうという計画が発表されたこともあり、とうもろこしや大豆の価格が上がったことも原料インフレの一因であります。(社)日本植物油協会さんのHPに相場について詳しい情報があります。
現在のような円安、海外の金利高、国内のデフレという局面では、加工食品業はどうしても「入り口インフレ、出口デフレ」という状況になりやすいですね。
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