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報告書に寄せられた質問その1~機械の点検と部品の交換について

2007年08月10日

こんにちは キユーピーの佐々木です。

キユーピーグループ 社会・環境報告書2007を発行して3週間が過ぎました。徐々にアンケートの回答が寄せられているのですが、このブログではその内容についても時々紹介していきたいと思います。

今日紹介するのはこんな質問です。

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何種類かのマヨネーズがありますが、その機械の点検はいかにされていますか。
長い歴史を持つキユーピーさんです。
機械、部品交換は順調に行われていますか?口に入る食品ですから充分の管理が大切と思います。
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社会・環境報告書2007にも登場している、設備管理担当の越川さんにお聞きしました。

◆マヨネーズの製造にはどのような機械が使われていますか?

マヨネーズの製造工程は大きく次の5つに分類することができます。

1.割卵工程・・・マヨネーズの原料である卵を割り、卵黄を取り出します。
2.ミキシング工程・・・原料をタンクに投入し、攪拌してマヨネーズを製造します。
3.充填工程・・・製造されたマヨネーズをボトルに充填します。
4.包装工程・・・キャップを締め、袋に包装します。
5.箱詰め工程・・・包装されたマヨネーズを段ボール箱に詰めます。

自社で独自に開発した割卵機など、さまざまな機械が使われています。
こちらでマヨネーズの製造工程を紹介しています。)


◆機械の点検や部品の交換はどのように行っていますか?

機械の特性にあわせてメンテナンスプランを立て、定期的な点検と整備・交換を行っています。

部品の交換については、稼働時間を基準にして判断する場合と、機械の状態を基準にして判断する場合があります。ラインの管理者や専門の担当者による点検はもちろん、日々機械を操作するオペレーターも細心の注意を払って機械の点検を行っています。


◆その他に機械の整備で気をつけていることはなんですか?

食品の製造にかかわる機械ですので、特に衛生面の注意として工程サニタイズと環境サニタイズを実施しています。

工程サニタイズは直接マヨネーズが触れる部品をすべて分解し、洗浄・殺菌を行うことです。キャップやボトル等が接触する部分についてもアルコールを吹き付けて消毒しています。

環境サニタイズは普段は手の届かない高い所などについて、埃や汚れを落すことです。これにより、周辺環境に由来する問題の発生を防止しています。

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いかがでしょうか。私は工場勤務の経験はないのですが、工場は設備がきちんと動かなければ何もはじまらず、そのためには日々の点検や整備、そして機械を「キレイにする」ことが重要なのだそうです。

今回の報告書ではあまり大きく取り上げていませんでしたが、こうした日々の活動が、安全・安心な食品の製造を支えているのです。

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