リコー様訪問

2017年04月18日

こんにちは!
キユーピー株式会社ファインケミカル本部五霞工場の円入(えんにゅう)です!

4月11日に、静岡県御殿場にあるリコー環境事業開発センター様を見学しました。
参加したのは、五霞エリアの環境委員※、キユーピー(株)中河原工場、富士吉田キユーピー(株)、キユーピー(株)生産本部、CSR部、の16名です。

※五霞エリアの環境委員:今回は(株)全農・キユーピー・エツグステーシヨン、キユーピー㈱五霞工場、ファインケミカル本部五霞工場が参加。

【縮小】IMG_1231参加者.jpg

全体集合写真

訪問目的は、ややもすると従来からの環境活動に埋没しがちですが、他社を見て、自らの立ち位置を確認し、更に、活動の改善に活かせる情報を得ようとの意気込みで訪問させて頂きました。

屋外施設も見学できない雨天でしたが、当初の見学予定時間をオーバーする、熱気ある見学会となりました。終了しても、魅力的な取り組みが多く、もっと見学する時間が欲しいと言った気持ちになりました。

さて、リコー様のこの施設は800名ほどが働いています。元々はコピー機の製造工場でした。ただ、中国への生産移転にともない、リユース(再利用)とリサイクル(再利用)を推進する最大拠点へと変化しました。加えて、未来の環境研究や、PR活動もできる環境実践拠点として2016年4月に開設されました。

見学して最初に感じた事は、環境理念がしっかりしていることです。リコー様は銀座の円筒形の三愛ビルで知られる、三愛グループ企業です。創業者の、『人を愛し 国を愛し 勤めを愛す』 の三愛精神から、国→世界→地球、だから環境活動に取り組む姿勢としています。

また、無理なく取り組むことからリサイクルを始めていました。床のカーペットは漁網やペットボトルから、壁材は間伐材から、壁紙はコピーシュレッダー廃棄物を利用していました。

主な業務であるコピー機のリユース、リサイクル職場には、リアルコメットサークルと言われる展示物がありました。これは、内側はリユース、中間はリサイクル、もっとも外側は、リサイクルしにくいため埋めたて処分を行っていることを表わすコメットサークルを現物で表したものです。持続可能な社会実現のために、コメットサークルの外側にある物をリユース、リサイクル可能なサークルの内側へ移行させていく活動を推進しています。簡単ではないと思いますが、とても分かりやすく理解できました。また、専用容器を使用し、ごみの削減=リデュースにも対応されていました。

他にも、①コピー機のリユース、リサイクルに伴うCO2削減効果の表示、②カートリッジから油を抽出するパイロットプラント、③階段にはエレベータ未使用の省エネ効果表示、④製品梱包段ボールを使った簡易トイレ、⑤野菜工場等もあり、注目する所が散見できました。これらのうち自社グループ工場に活かせるかを考えつつ、熱気ある見学会を終えました。

【縮小】IMG_1397階段昇降時の省エネ表示.jpg

エレベータ不使用の場合の省エネ効果


参加者の感想をご紹介します。

◆環境事業の最先端に触れることができ、とても勉強になりました。環境に対する取り組みを無理なく継続的に行うため、しっかりと利益を出せる活動にしているという所に、企業としてのあるべき姿を垣間見ることができました。(桑本)
◆環境経営が実践されている現場を、自身の目で見て感じることができる貴重な体験でした。生産とリサイクルを巧みに統一し、利益と環境への配慮を両立させた大変素晴らしい取り組みに感動しました。自分たちの持てる技術を使って、あらゆる資源を再利用しようと取り組む姿勢は、私たち自身も見習うべき姿なのだと実感しました。(川崎)

【ひとこと】
この度、五霞地区の皆さんとご同行させて頂いたCSR部の松原です。異業種でしたが、非常に素晴らしく、驚きと同時に、従業員の方々が理解と納得できる取組みでしたので、倣(なら)うポイントが多くありました。
魅せられ、心から引き寄せられる活動が継続的改善に繋がっていると雰囲気からも感じる事ができました。これから夏場に向けて、働き方改革として省エネ・3R活動の実践!心がけていきます。
ありがとうございました。

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