2015年03月16日
はじめまして、キユーピー醸造㈱滋賀工場 生産技術課の伊藤亮介です。
滋賀工場は、「近畿の水瓶」といわれる琵琶湖を抱える自然豊かな地域に位置し、マヨネーズ・ドレッシングの原料となるお酢を作っています。
長年、様々な省エネ活動に取り組んできましたが、お酢を製造する際に発生する熱の有効利用の取り組みについて紹介します。
生産技術課メンバー(左より 蔭山 小谷 伊藤 小澤)
以前より発酵に伴って出る温水を、冬場の冷たい水と熱交換する事により、発酵熱を利用したエネルギーゼロのクリーンな加温に取組んできました。
今回さらなる有効利用を目指し、発酵熱を利用した床暖房にチャレンジしました。
予算の都合も有り、出来る範囲は自分たちで施工しました。
事務所の床張り替えの合間に、自分たちで温水用チューブを1本1本設置し、蓄熱効果のある軽量コンクリートを施工。
結果は・・・なんと!厳寒期でもエアコンやストーブなしでもポカポカになり 大成功!
床暖房を体感する発酵課メンバー
去年まではエアコンフル稼働、さらに電気ストーブも使用していましたが、今年は一切使用しなくても快適快適。
今まで無駄に捨てていた温水を有効活用し、100%発酵熱に"よるクリーンな暖房"を実現しました。
従業員からは「真冬でも暑いくらい暖かくなったよ!」と好評をいただいています。
この他にも蛍光灯のLED化や、採光スレートによる自然光の採光を増やし、電力使用量の削減に取り組んでいます。
また、屋根のカバー工法による断熱効果により、空調の効率UPにも取り組みました。
「省エネといえばキユーピー醸造滋賀工場が良いかも」と呼ばれるように、これからも創意工夫に務めます!
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